私の足に合う靴がない!痛みとの戦い-靴の選び方と歩き方にこだわる私の足事情①

私は今、足と靴の専門家としてみなさまに快適な歩行ライフを過ごしてもらうべく活動しています。

歩き方を教えるだけではなく、
足のトラブルを解放する治療をするだけでもなく、
足に合う靴を提案するだけでもない。

どれか一つだけに突き抜ける専門家ではなくて、すべてをしっかり学んだ上で健やかな歩行のために必要な事だけを凝縮しお伝えする、足と靴と歩き方にトータルでアプローチする専門家として活動する理由は、自分自身の体験があったからなのです。

自分が子供のころからずっと足にトラブルを抱えていて、治療をしたり、様々な専門家に相談したり、勉強したりしてもなかなか改善できず、試行錯誤をして解決していった歴史があるのです。

今回から、そんな私の自分の足との戦い(笑)の歴史について、語って行きたいと思います。

あなたのつらい、足に関するお悩みの解決に向けて、何かしらのヒントになればうれしいです。

まずは、まだ知識もなく、理由もわからず対処療法するしかなかった頃のお話を。

足のトラブルのきっかけはサイズも幅も合わない靴だった

私は小さいころから体が弱く虚弱体質でした。

それでもなぜかすくすく育ち、気づけば高身長になっていました。

中学になってローファーを履くようになったのですが、気づくと魚の目ができていました。

今思えば、ローファーのサイズが一番大きくても24.5cmだったので、私の足には長さが足りなかったのです。

それなのに幅は広いわけですから、魚の目ができてもおかしくなかったのかもしれません。

その年齢の頃には体力もついてきていて、部活でバトミントンをしていました。

痛くても好きなことをしているときは不思議と気にならないもので、足の裏にはいくつもの魚の目ができ始め、大きいものは500円玉くらいのサイズにまでなっていました。

液体窒素で焼く、という治療も何度もしてみましたが、結局直ることはありませんでした。

就職した時に、パンプスを履く必要に迫られました。

足のサイズを測ってもらった時に、25cmの靴を薦められたのですが、当時は、たいていの靴が24.5cmまでしかなく、25cmのものはなかなかありませんでした。

銀座にある老舗の靴屋さんで25cmのコーナーを見つけた時はとてもうれしかったのを覚えています。

でも、25cmのパンプスを買ってはいても、やっぱり痛かったのです。

それこそ小石を踏んだら飛び上がるぐらいの痛みがありましたが、それでもパンプスを履き続けるしかありませんでした。

そのせいでしょうか。

いつも体中が疲れていたし、痛くてつらい毎日でした。

様々な治療法を試してもよくならない足の状態

結婚して仕事をやめ、もうパンプスを履かなくてもよくなったので、これで足の裏の魚の目が治るだろうと思っていました。

でも、まったくよくならなかったのです。

今思えば、足の筋力がなくてアーチがつぶれ、開帳足になってしまっていたのです。

もはや靴の問題ではなく、足の問題になってしまっていたのでした。

そんなことに当時は気づけませんでしたから、一念発起して、液体窒素で焼く処置を2週間に1回続けてみることにしました。

焼いた後の足は、地面につけられないほどの痛みがあり、治療した日の夜は震えて眠れない程。

しかも足がパンパンにむくみ、痛みが取れるのに1週間以上もかかったのです。

とてもこのままの生活を続けるのは難しいと判断し、1年半で治療することを断念しました。

その後、他に良い治療法はないかと探し続け、いいと言われているところはどこにでも行ってみました。

都内の大学病院から他県まで足を延ばしたけれど、結局よくはなりませんでした。

履ける靴を探して

こうして私は足の痛みから逃れることができないまま、履ける靴を探し続けることになります。

仕方なく、ローヒールからデパートで薦められたスニーカーを履くように。

それは、高級ではあるけれど、見るのも嫌なほどの大きな黒いスニーカー。

こんな靴を履いて、一体何を着たらよいのだろう?ととても憂鬱でした。

写真に撮られるときに「靴は撮らないで!」と言っていたほど。

しかも、そんなつらい気持ちまで味わったのに、結局足の痛みは変わらなかったのです。

保護者会で出会うステキなママたちは足が痛くないのかしらといつも不思議に思いつつ、自分の足がいけないせいだと思っていました。

さすがに子供の保護者会やお食事会に出席するときにそのスニーカーで行くのは忍ばれたので、銀座の老舗靴店で25cmのパンプスを購入していました。

かれこれ10足ほど購入しましたが、やっぱりどれも痛いのです。

デパートに行くたびにシューフィッターさんに相談をしてみるのですが、いただいたアドバイスを元に靴を購入しても、私に合う靴はなかったのです。

とある日、いつもの銀座の老舗靴店を訪れた時に、初めてみる店員さんに接客してもらいました。

その方が「あなたの足だとこのコーナーより、足が細い人向けのコーナーに行った方が合うと思う」という旨のアドバイスをしてきました。

これまで何足も購入してきたけれど、そんなことを言われたのは初めてでした。

案内されるままに違うコーナーに行き、試着してみたら…今まで購入した靴よりもずっと快適だったのです。

同じ靴屋さんでも、対応してくれる店員さんによってこんなにもいう事が違うのか、という驚きの体験でした。

購入して実際にはいて外出してみると、やっぱり痛かったのですけど。

今考えるとその理由は、それよりも私の足が細かったという事だとわかりますが、そのことに気が付くのはまだ先のことになります。

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