自分と向き合う一人旅ードイツ編6

53歳で初めてのドイツ一人旅。

メモもなく、鮮明に記憶に残っていることだけを書いています。

こちらのお話の続きです。

クレジットカードが…ない!?

ケルン大聖堂で出会ったマダムグループとお別れした後、行きたい場所があったので行ってきました。

ショッピングセンターを歩いている時に知ったコンフォートサンダルのお店です。

大聖堂から地下鉄を乗り継いで20分くらい先のところにあったのですが、地下鉄の乗り継ぎに自信と時間がなかったので、タクシーで行くことにしました。

タクシーもちょっぴり不安でしたが、駅近くにいたタクシーをのぞくと、運転手さんはおじいちゃま。

所要時間と料金を聞いたら、とてもいい感じの人だったのでお願いしました。

タクシーで15分くらいで到着したのは、にぎわう駅近くの、日曜日でも開いているショップ。

お目当てのサンダルが娘の分もちゃんとありました。
(当時はまだ靴の学びをしていない時。いいかなーと思って買ったサンダルはその後、痛くて1回しか履けませんでしたー涙)

さて、お会計…あれ!? ない!

朝行ったコロンのお店ではもいつも使うクレジットカードがないことに気づいたのだけれど、その時きっと他の場所に入れたんだろうと思っていたメインカードがありません。

もう一つのお財布に入っているものと思いこんで、思い切り楽しんでいましたが、無いとわかると急に焦り出します。

急いでお会計を済ませて、しばし立ち止まり、朝からの行動を思い返します。

あー!!

ホテルをチェックアウトする時にメインカードを使っていました!

その後は見ていないので、きっとあのホテル!

荷物を預かってもらっているので、どのみちホテルに戻る予定でしたが、カードがあるといいなーと期待しつつタクシーで向かいます。

2回目だからと気を抜かず、ドライバ―チェック。

今回も、やさしそうなおじいさんドライバーだったので、安心してホテルへ向かいます。

良いホテルはホスピタリティもよい

玄関につき、慌てない慌てない…こんな時こそ、ゆっくりと行動する方が気持ちが落ち着きます。

ゆったりとフロントに行くと、チェックアウトの時に担当してくれた男性スタッフがいました。

私の顔を見るなり、目がピクッ!としたような気がします。

「私、カードをこちらに忘れたようなのですが…」

と言うと、ニッコリして

「よかった。どうしようかと思っていたんですよ」

とパスポートで確認して引き渡してくれました。

チェックアウトの手続きをして、荷物を預かり、お見送りをした後ふと見ると、カードがあったそうです。

お手数をおかけしました。

ホテルのスタッフの方々に充分お礼を言って、ホテルを後にしました。

やっぱり、ランクアップしたホテルは、ホスピタリティがすばらしかった。

とてもいい経験が出来ました。

駅まで歩いて10分ちょっとだけど、慌てないようにタクシーで向かいます。

随分慣れた高速列車ICEに乗ってケルン中央駅からフランクフルト空港へ。
1時間15分ほどで到着です。

日曜日だったせいか、この4日間で初めて座れないほど混雑していました。

車窓から見る田園風景。
村ごとに必ずあるちいさな教会。
風力発電。
牧草地帯。

大都市に近づくと、対照的なスタイリッシュな建築物。

速度があまりに早くて早送りしているようでした。

それはまるで、この3泊4日間を過ごした私のドイツの旅そのもののようでした。

でもね、とっても楽しかった。

移動距離 1,00km。

このお話を書いているのも、何かを見て書いているのではありません。

旅での出来事のひとつひとつが、今もなお、鮮明に記憶に残っているのです。

私に、中学、高校時代に海外に行きたかったけれど、父に大反対され、自己主張することなくあきらめて過ごした経験があります。

だから、子どもたちには『いい経験になるから』と海外に一人で行くことを勧めていました。

子どもたちはたったひと月だったけれど、とっても楽しそうに海外で過ごして帰って来ていました。

こんな大人になって初めて一人だけで過ごしてみて、海外に行った子どもの気持がわかった気がします。

海外では、大人の留学が普通にあると聞いていましたが、なるほど!と思いました。

何歳だとしても、挑戦することはスリリングだけど楽しくて、失敗する恐れが無くなるものだということを教えてくれた旅でした。

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