自分と向き合う一人旅ードイツ編5

53歳で初めてのドイツ一人旅。

メモもなく、鮮明に記憶に残っていることだけを書いています。

こちらのお話の続きです。

せっかく立ち寄ったケルンの街は閉店祭り

この旅のテーマは『一人でどこまで行動できるか』でした。

なので、息子に会えずブレーメンを離れることになりましたが、ものすごく残念というわけではありませんでした。

というわけで気持ちをささっと切り替えて、特急列車に乗り、急きょ決まった最後の都市、大聖堂のあるケルンに向かいました。

ケルンはドイツで4番目に大きな都市。

ケルン中央駅はとても大きな駅で、そのすぐそばに大聖堂があります。

お天気のいい土曜日の午後だったせいか、とにかく人がたくさん。

ホテルまでのライン川沿いはテーブルが並び、ビール、ビール、ビール!

みんな、ビールを飲んでました。
傍らには、ソーセージ!

早く荷物を置いて、目的の靴屋さんに急ぎます。

この旅が快適にサクサク歩いていられたのも、今までになく履きやすいと思えたこの靴に出会えたからです。
(残念ながら今ではそう思えていないのでメーカーは差し控えますね)

ヨーロッパ製の細身の靴でした。

ケルンにあるショップでも買えると知り、日本には入っていないデザインを求めて、足早に急ぎました。

が! 鉄格子のシャッターが(涙)

土曜日も営業と書いてあったのに、お休み。

ドイツには『閉店法』という法律があって、日曜日になると小売店はほぼお休みです。

今は少し緩和されているようですが、その当時は空いているお店を探すのが大変でした。

でも、今日は土曜日なのに・・・。

あとでホテルの方に聞いたら、土曜の午後もお休みにするお店があるようでした。

ざんねん。

そこで、街の中心地のデパートに行って、地下の食料街を見たり、ファッションのショップをサクサク回り、2時間ほどでホテルに帰りました。

私にとってはちょっぴりいいホテルにしたので、ゆっくりしたくて。

あとで聞いた話によると、土曜の午後はほぼお休みしているショップが多いそうです。

お部屋は広くはないのですが、今まででいちばんホスピタリティがいいホテルでした。

高層階で眺めもいい。

ところが。。。
ゆっくり、バスタブに浸かって、旅の疲れが一気に出たのか、20階からの夜の街を見渡す前に…

ベッドに寝転んだその直後、爆睡!

睡眠時間12時間。夕方6時から翌朝6時まで。

疲れもすっかり取れました。

さてさて、最終日、これでまた、たくさん歩けそうです。

ケルンの街で老舗のオーデコロンをお土産に

ドイツ旅行の最後の地、ケルン。

12時間も眠ったので朝6時にすっきり目覚め、疲れはすっかり取れました。

美味しいコーヒーをたっぷり飲んで、8時前にはチェックアウトしました。

この日も観光するので、荷物はホテルにお預かりしてもらいます。

無料でお預かりしていただけて、安心なので助かります。

荷物がなく歩けるのは、本当にラク!

ドイツに来てから、ちょっとした移動は歩いているので、ほぼ2万歩弱歩いていました。

今日は日曜日。

ケルンの大聖堂の礼拝までは少し時間があったので、香水のお店をのぞくことにしました。

ケルンにはオーデコロンの老舗があります。

『4711オーデコロン
1792年に誕生した世界で初めてのオーデコロン。
独自の製法を守り続け、現在も香料は天然の植物素材だけで作られています。
200年たった今でも世界中で愛され続けるフレグランス。』

普段あまり興味がないのですが、天然のものだけで作られていると聞くと、ついつい買っていこうかな…という気になりました。

ドイツは日曜日はほとんどのお店は閉まっていますが(休業法)、観光地のお土産屋さんは開いていたので、小さな小瓶をいくつか買いました。

ケルン大聖堂で感動

世界遺産 ケルン大聖堂へ。

とにかくすごい。

ドイツで一番訪れる人が多い教会。

高さ157m、奥行き114m、幅86mもあり、40階のビルに匹敵する様は圧巻です。

フランス式ゴシック様式のカトリック教会で、約632年もの歳月をかけて建てられたそうです。

工事中だったので外壁には幕がかかっていました。

外壁が見られなかったのは少し残念。

それでも、中に入ると美しいステンドグラスを通すやわらかな光が、聖堂の中をやさしく包んでいました。

入り口近くで、礼拝の様子を見ることが出来ました。

高校がプロテスタントのミッションスクールでしたので、讃美歌には親しみを感じます。

ちょうど、聴きなれたものが流れてきたので、思わず口ずさみました。

パイプオルガンの音色も重厚で、日本のものとは格段の差です。

その音色を聴けただけで、もう充分!涙が出てくるくらい感動しました。

一人で感傷的に浸っていながら、ふと横を見ると、見るからに日本人女性のグループ!

4日ぶりに見る日本人!
この旅行中、全く日本人には会いませんでした。

外国にいると、日本人というだけで親しみを感じます。

礼拝が終わると同時に思わず声をかけちゃいました。

日本語をしゃべろうとするとなんか変。
言葉がいつものように出てこない。

たった3日しゃべらなかっただけなのにね。

滋賀県からミュンヘンに移住された、かつてのママ友を訪ねてこられた4人様グループでした。(ママ友を入れて全員で5名様)

年齢が少しだけ上のママグループ。

すごくいい感じの方々で、ちょっとお話ししただけで意気投合!

ケルンの街を一緒にバスに乗って観光し、チョコレート工場の見学とランチまでご一緒しました。

楽しかったー。とってもリラックスできた2時間。

実はまたしてもやらかしちゃってたことに、この時は気付いていませんでした。

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