モートン病の痛みから解放され、歩く楽しみへ

ネイビーのワンピースに白いセラーノを合わせた筆者の着用写真。「モートン病の痛みから解放され、歩く楽しみへ」の文字入り

ー60代女性の靴選びとおしゃれの変化ー

(筆者のセラーノ着用例)

「これからは、自分の時間を楽しもう」

そんな思いで過ごしていた日々に、突然、激しい足の痛みが現れたら……。

今回ご紹介するのは、愛媛県にお住まいの60代女性のお話です。

モートン病による足の痛みに悩まれ、靴と足を見直してこられました。

今ではスニーカーでのおしゃれを楽しみ、かつては絶対に無理だと思っていたパンプスにも挑戦されています。

けれど、そこに至るまでの道のりは、決して簡単なものではありませんでした。

退職から5年。突然の足の痛みに

初めてお話を伺ったのは、2024年1月末のことでした。

長年、専門職のお仕事に打ち込んでいらした、お客様。

長年、専門職としてお仕事に打ち込んでこられた吉岡様。

退職されてから数年が経ち、ご自身の時間を楽しみながら、穏やかな日々を過ごしていらっしゃいました。

ところが、その約3か月前から突然、足に激しい痛みが現れ、病院でモートン病と診断されたそうです。

それまで当たり前だった歩くことが、つらいものになってしまいました。

「もう真っ暗な気持ちになりました」

当時のお気持ちを、そうお話しくださいました。

これからの人生を楽しみたいと思っていたのに、足が痛くて自由に歩けない。

病院での診療以外にも、何かできることはないだろうか。

そう思い、インターネットでさまざまな情報を調べる中で、Pittarikutuにたどり着いてくださいました。

最初のご縁は、LINEのアンケートから

最初のご縁は、PittarikutuのLINEでご案内していたアンケートでした。

アンケートにお答えいただいた方に、その方のお悩みに合わせた靴と足のワンポイントアドバイスをお送りするというものです。

どんな返事が届くのだろうと思いながら、アンケートに答えてくださったそうです。

私は、いただいたご相談に対して、決まった文章を機械的にお返しするのではなく、その方のお悩みを読み、必要だと思うことをお伝えしています。

後になって、その丁寧な返信に驚いたとお話しくださいました。

その小さなやり取りが、靴と足を一緒に見直していく最初の一歩になりました。

すでに履いていたセラーノ。でも、快適ではなかった

初めてご相談いただいたとき、すでにオニツカタイガーのセラーノをご購入になり、履いていらっしゃいました。

けれど、私のブログで紹介しているような快適さは、感じられていなかったそうです。

同じ靴を履いていても、足に合っているとは限りません。

靴のサイズや足の収まり方、靴ひもの締め方によっても、履き心地は変わります。

さらに、足の状態によっては、靴に調整が必要な場合もあります。

オンラインでのカウンセリングでは、事前に足を計測していただき、数値や写真をもとに足の特徴を確認します。

Zoomで実際に靴を履いていただきながら、足の収まり方や靴ひもの締め方、立ったときや歩いたときの感覚を一つずつ確かめていきます。

靴は、ただ足が入ればよいわけではありません。

足に合った靴を選び、正しく履くこと。

そして、必要に応じて靴に細やかな調整を加え、足が安定して使える状態を目指していきます。

何度も重ねた、1ミリ単位のパッド調整

モートン病による足の痛みへの対応は、決して簡単なものではありませんでした。

セラーノも、室内で履くルームシューズも、何度か送り返していただき、その都度パッドの位置を細かく調整していきました。

最初の10分ほどは気持ちよく歩けても、歩き続けるうちに、なんとなく違和感が出てくる。

そんな時期もありました。

パッドによって足裏の支え方が変わると、歩いている間に足への力のかかり方や、パッドの当たり方が変化することがあります。

それまで経験したことのない感覚に、不安を覚える方もいらっしゃいます。

私はそのことを理解していましたので、小さな違和感にも耳を傾け、できる限りご希望に沿って調整を重ねました。

パッドは、わずか1ミリ位置が違うだけでも、足裏の感じ方が変わります。

何度か調整を重ねるうちに、ようやく心地よさを感じ、安心して履いていただけるようになりました。

そして、最終的に落ち着いたのは、私が最初に調整したパッドの位置でした。

そのことにご本人も驚き、感心してくださったことが、今も印象に残っています。

ご主人様からの、忘れられないお言葉

調整を重ねる中で、「本当にこれでいいのだろうか」と不安に思われた時期もあったそうです。

そんなとき、ご主人様が、こんな趣旨の言葉をかけてくださったと伺いました。

私自身が足のことで長く悩み、学び、試行錯誤を重ねてきたこと。

その経験から得た知識や方法を、短い時間で知り、実践できるのだから、ありがたいことではないか、と。

このお話を伺ったとき、私は胸が温かくなりました。

私自身も、かつてモートン病による痛みに悩んだ経験があります。

どうすれば足が楽になるのか。

靴と足の関係を学び、試行錯誤を重ねてきました。

その歩みをご主人様がこのように受け止めてくださったこと。

そして何より、奥様の気持ちを支えてくださっていたこと。

なんて素敵なご主人様なのだろうと思いました。

「スニーカーって、こんなにおしゃれに履けるんですね」

(筆者のセラーノ着用例)

調整を重ねる中で、セラーノを履いて楽に歩けるようになり、モートン病の痛みも気にならなくなっていきました。

そして、足元だけでなく、毎日のおしゃれにも変化が生まれました。

「スニーカーって、こんなにおしゃれに履けるんだなって、改めて思いました」

そんなことをお話しくださいました。

以前は、靴を隠すようにパンツスタイルで過ごすことが多かったそうです。

けれど、セラーノに出会ってから、ロングスカートを履くようになったとおっしゃいます。

ロングスカートにスニーカー。

今のファッションにも合った装いを、ご自身も楽しめていることが、ちょっとうれしくなったのだそうです。

私は、このお話がとてもうれしかったのです。

足の状態を整えるというと、痛みを我慢したり、つらいことを積み重ねたりするイメージがあるかもしれません。

でも、そうではありません。

お気に入りの色のスニーカーを選んだり、今までとは違う服装に挑戦したり。

おしゃれを楽しみながら、足元も整えていく。

それも、私がPittarikutuで大切にしていることの一つです。

「もう無理」から「履けるかもしれない!」へ

(最初にご案内したフラットシューズ)

セラーノで足元を整え、半年たったころ、モートン病の痛みが気にならなくなっていました。

今までのお気持ちにも新しい変化が生まれました。

お会いしたころは、パンプスを履くことなど、もう無理だと諦めていらっしゃいました。

ところが、スニーカーで快適に歩けるようになると、

「フラットシューズなら、私にも履けるんじゃないかしら」

そんな希望が生まれたのです。

2024年9月、私は愛媛県に伺い、実際にフラットシューズ(1cmヒール)のパンプスをご試着いただきました。

そして、ご自身の足に合わせたフラットシューズをお作りになりました。

スニーカーとフラットシューズ。

この2足があれば、もう十分楽しめる。

そう思っていらしたそうです。

ところが、その後、今年になって新しく3cmヒールのパンプスが発売されたことを知り、また新たな希望が生まれました。

「これなら私にも履けるんじゃないかしら」

今回は、オンラインで3cmヒールのパンプスをご試着いただきました。

足に合わせて調整を施したサンプルシューズを、Zoomで履いていただいたときのことです。

「これなら履ける気がします!」

画面越しに、にこやかに微笑まれていました。

そして今回、3cmヒールのパンプスをオーダーされることになりました。

最初はパンプスを履くことなど考えられなかった方が、今では次に履きたい靴を楽しそうに選んでいらっしゃる。

その笑顔を拝見しながら、私は心から思いました。

この仕事をしていて、本当によかった。

「モートン病って、本当にあったのかしら」

2026年の秋、パンプスについてお話ししていたときのことです。

ふと、こんなことをおっしゃいました。

「モートン病って、本当にあったのかしらという感じなんです」

実際には、もっと以前からモートン病の痛みは気にならなくなっていらっしゃいました。

けれど、改めてその言葉を伺ったとき、これまでの歩みを思い返し、胸がいっぱいになりました。

かつては、突然の激しい足の痛みに「もう真っ暗な気持ちになった」とおっしゃっていた方が、今では、あの頃の痛みを振り返りながら、これから履いてみたい靴についてお話しくださっています。

一つ願いが叶うと、その先にまた新しい楽しみが生まれる。

その歩みを通して、そんなことを感じています。

痛みを我慢する毎日から、その先へ

モートン病の痛みや症状は、お一人おひとり異なります。

歩くたびに痛みを感じる方もいれば、日によって症状が変わる方もいらっしゃいます。

「このくらいの痛みなら、我慢しよう」

そう思いながら、毎日を過ごしている方も少なくないのではないでしょうか。

けれど、その痛みのために、行きたい場所を諦めたり、好きな靴を履くことを諦めたり。

いつの間にか、ご自身の行動や楽しみに制限をかけてしまっているとしたら、とても残念なことだと思うのです。

私自身も、モートン病の痛みを経験しました。

だからこそ、足の痛みが毎日の暮らしに与える影響を、身をもって感じています。

靴を見直すことで、すべての痛みが解消するわけではありません。

それでも、靴の選び方や履き方を変えることで、足への負担が軽くなり、これまで我慢していたことが一つでも楽になったら。

明日の過ごし方が変わるかもしれません。

歩くことへの不安が小さくなれば、行きたい場所へ出かけることも、履いてみたい靴を楽しむことも、少しずつ身近になっていきます。

「痛いのは仕方がない」と諦める前に、靴を変えることで広がる可能性があることを知っていただきたい。

それが、私が靴と足のフィッティングカウンセラーとして、皆様にお伝えしたいことです。

健やかに、美しく。毎日の足元から。


靴と足のお悩みをお持ちの方へ

Pittarikutuでは、お一人おひとりの足の特徴やお悩みに合わせて、靴の選び方、履き方、必要な調整をお伝えしています。

千葉県浦安市での対面カウンセリングのほか、遠方の方にはオンラインでも対応しています。

モートン病など、足の痛みで靴選びにお困りの方も、どうぞご相談ください。

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※本記事はお客様のご承諾をいただき、個人が特定されない形でご紹介しています。ご紹介した変化はお客様個人の体験であり、同じ結果を保証するものではありません。Pittarikutuでは医療上の診断・治療は行っておりません。

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